踊るということ
ダンサーをやめたけれども、私にはやっぱり踊らないで生きるっていうことはできないみたいだ。
人から見られていることを気にしたら、途端にダンサーだと名乗るがめんどくさくなってしまった。評価、評価。嫌になっちゃって。
でも、そんなことはどうだっていいんだね。
なんか一つ強くなった気がした。私は私。私らしくあるために踊ってきたんだった。私を見失わないように。戻ってくるために。息をするために、そうして踊ってきた。
ここ三年、すごく頑張った。人から見られるダンサーとして。結局私は私でしかなくて、うまくはゆかなかったけれども。
やっぱり踊っていないと、私はダメで。それを見たいという人が一人でもいるうちは表で、そうでなければひっそりとずっと踊っていくことにしよう。また、新たな扉が見えてきて、最近はそういう風に思うようになってきた。