エスコートされる人生を
しつこくてすみません。
結婚式からもう約1ヶ月が過ぎ去ろうとしてる。
改めてエスコートをしてもらえるって本当に女の子には必要な生き方なんじゃないかなと思い、それを書くことにする。
第四子の性別はまだ分からないのだけど、もし娘だったら、私はわがままなちょっとくらい性格の悪い女の子に育てたい。自分の幸せを優先できる子に。性格の女の子って損するからね。兄三人と父をメロメロにして振り回すくらいの女の子に。
結婚式では一歩歩き出すのも手を差し出されてから。涙も自分の手で拭いそうになるところを、拭いてもらう。
私は長女で、小さい頃からしっかり者のお姉ちゃんを演じてきた。母も父も末っ子で、弟たちにも頼られ私は甘える場所や頼る場所はないまま、いつもしっかりしなきゃ!とやってきた。
元夫も末っ子長男で私はまるで夫のお母さんのように世話をし、すごく大変だった。離婚してからは子供2人を一生懸命1人で育てていて、これも大変だった。
何だか、この結婚式を挙げさせてもらえたことは私の人生初の甘えだったかも。女の子はもっと委ねて甘えてお願いしていいんだね。
肩で風切るように必死に歩いてきた。高いヒールは戦闘モードにするためのもの。メイクも自分に喝を入れるためのものだった。
けど、それは違う。
たった1人のあなたのためにキレイな私を見てもらうためのヒールでメイクなんだ。高いヒールはエスコートしてもらうために。
たくさんの人に頑張り過ぎないで!頼って!甘えて!と言われてきたけど、今になってはじめて分かった。あぁ、こんなにもたれてもいいもんなのか。自分にそれを許せたのはあなただったから。
わたし、ひとりで生きてゆく覚悟はずっと持ってた。いつも。でも、あなたと生きてゆくんだなって本当の意味でやっと思えたのかもしれない。
女に生まれてきたのならエスコートされる人生を。
私の夫は王子様で、私はお姫様。
エスコートされるのはドキドキしたな。