人もの金情報、あなたはストック型?フロー型?
私たちには様々な資本があります。
・人
・もの
・金
・情報
これらをどのように扱ってるか、世代間や価値観の差で人によって違いますが主に2パターンになります。
ストック型とフロー型の2タイプです。
世代的には団塊世代以上の方や若い方でも大企業や公務員などについている場合はストック型に分類されます。フロー型はゆとり世代、今の2,30代、時々40代の前半の方でもフロー型の場合があります。
ストック型はあらゆるリソースを貯めるタイプです。そのため多ければ多い方がいいと考えます。
人であれば結婚して子供がいて、会社の人など固定のコミュニティの中で人間関係を築きます。なので流動性はほぼなく毎日決まった人と、更には十数年以上新しい出会いはほぼない状態が多いです。
お金はとにかく貯金です。老後の資金なども会社や国に依存しています。
ものは所有します。マイホーム、マイカー。
対しフロー型はその時々で価値が生まれるのがフロー型です。
人間関係は家族形態も形に囚われない拡張家族であったり、必ずしも当たり前に家庭を築くという価値観は持っていません。友達は価値観の合う共通の趣味の仲間やネット間での友人であったり、仕事仲間もプロジェクト事であったり、オンラインサロンやコミュニティの形も多様です。
お金は貯金よりもいつでもどこでも稼げる力を持つことに重点を置いています。
ものはシェアし、あまり所有することは望みません。持ってもこだわりの物を少しだけ。身軽さを重視します。管理する手間やお金をあまりかけません。
両者は基本的に交わることはない考え方をしているように感じます。
団塊世代以上は逃げ切りでストック型でもなんとか老後を送れそうです。今からフロー型の価値観を受け入れ取り入れるというのもなかなか難しいでしょう。
しかし今の若者はストック型を実現させるのは現実的でないだけでなく不可能に近い気がします。不可能なのにも関わらず、流されたままストック型の生き方働き方をしてる方がほとんどです。とはいえ、フロー型に切り替えていくのは全く異なる価値観やスキルが必要になってきます。
就職して社会人5年目くらいでその異変に気付く人が多いのではないでしょうか?先が見えない、または先が見えている…自分はこのままでいいのだろうか?と考え出すのが28~30歳くらいなのかななんて周りを見ていて思います。
フロー型に当てはまる働き方って具体的になんでしょう?今から切り替えて、本当にリスクを負うだけの価値はあるやり方と言えるのでしょうか?それが知りたいことだと思います。
実はここでたくさんのトラップが仕掛けてあります。将来の不安につけ込んで甘い言葉や美味しい話で荒稼ぎしている連中がカモを待っています。
就職して社会人になっただけではハッキリ言って実は世間知らずなんです。学生からそのまま守られた企業を通してしか社会に触れていません。社会とは上から下までいろんな人間がいるのを知るのは、お勤めでは知りえない世界だと思います。
書店に行ったり、ネットで調べると出てくるのは週末起業、副業、FX、ブログ、サイト管理、アフィリエイト、ネット上で知名度を上げての活動などなどがすぐに知る情報です。
どれもこれも本を読んだり、セミナーに行けば、一時は納得させられることを言ってきますが…結局自己責任のもとやってみなきゃ分からないに帰結しますね。
リスクヘッジしながら、でもいつでも会社をやめられる状態やリストラにあっても大丈夫なように自助スキルを身につけておくのはとてもいいことだと思います。多くの若者はそういった考えに至り、ブログを始めたり、YouTubeを始めたり、FXを始めたりするわけですね。
その時に怪しいものに引っかからないようにご注意ください。出ている情報には必ずそれを出す意図があるんです。利用してもいいですが、回収できる見込みがあり(元を取る覚悟と算段)効果のあることだけをやるべきです。
私も20代で同じ雇用環境や老後は経済的に大変厳しい状況に立たされていますが、フロー型も今後やるつもりはありません。
対立するストック型とフロー型ですが、私はどちらかしかという考えはナンセンスだと思ってます。
資本主義社会の成立ちや本質、お金や世の中の仕組みをしっかり紐解いていくとそこに答えはあり、限りあるリソースを最大効果で発揮させていくにはどうしたらいいのか?そう考えた結果、ハイブリッド型という21世紀に相応しい生き方働き方を見出すことができました。
与沢さんもこれについて、今後経営者も無視できないやり方になっていくだろうと話されてました。
私もフロー型として個人事業主を続けてきた中で、今後法人設立し、経営者としてやっていくことももちろん考えてはいました。が、いつも踏ん切りはつかず、これは余程の貪欲さやバイタリティが狂人レベルでないと厳しいと思ったし、四人の子どもを持った今そこまでの無限責任を負えるほど狂ったチャレンジャーになれる才能は自分は持ってないと気付きました。
キャッシュフローを事業の利益で回していく選択肢を外し、もう一個強力な歯車をしっかり作ってから事業は趣味としてやっていく計画です。趣味とか遊びでやると言うと日本人ってプロ意識に欠けるとか、変な精神論をビジネスに持ち出しますが私にはそちらの方がとても牧歌的に聞こえて呑気だなぁと思えてきます。
それぞれの生き方なので、それぞれが選ぶものですが、考えるきっかけになったらと書いてみました!