大瀧冬佳のブログ

男児4人の母が幸せな人生のために暮らしと経済と意識について語るブログ

家々に横たわる母子問題

私が育った家は例外的に、ドラマや小説以上に問題のある家で育ったけれども…多かれ少なかれどの家にも母子間で問題というのはあって、みんな悩みながら手探りで一生懸命やってる!

 

私は時々自分の中にもそういうものがあるとしっかり思い知るんだけど、誰にもでも「狂気」の部分ってあるんですよね。

 

鬼か魔物か、そういうものを実は誰でも内に飼っている。魔のものに己を明け渡してしまったとき、虐待をしたり、DVをしたり、人を殺めたりそういうことになるのではないかと思うし、現に私が見てきた暴力をふるう人の目はその人ではない何者かが乗り移っているような目の色をしていたなぁと思う。

 

魔のものに1度、自分を渡してしまうと、次から魔がやってくるハードルは下がり、引き金も引かれやすくなる。そうして怒りを封じ込める理性を手放して自分じゃない何かに発散させてもらえることは楽であり気持ちがいい、それがだんだんと快楽にまでなってきてしまうのだろう。

 

エスカレートし、大人は知恵を働かせて、この事実を隠蔽し正当化することで、もう戻れないところにいってしまうのだ。私はそういう大人をたくさん子供の頃から見てきて、大好きだった人たちが次から次へと我を忘れて楽な道に堕ちていく。

そういう大好きだった人達を、心の中でお葬式に出すのだ。もう、あの人ではないから。

 

私だって、何度も何度も堕ちそうになったのだ。でも自分を1度でも手放してしまったら次もその次も同じかそれ以上の発作に襲われて余計に辛くなる気がしたし、ここだけは守りたい私の美意識だったのだと思う。

 

じゃあ、どういう時にね、魔のものがやってくるかというとさ、

 

例えば何よりも愛してるものが奪われたり壊された時。

例えば世界から孤立してしまった時。本当に一人ぼっちになってしまった時。

例えばお金も寝る場所も食べるものもなくなり明日の光が見えなくなった時。

 

自分に限ってそんなことはない、他人事だと思っていた人も、案外想像してみるとありそうでしょ?人は簡単に夜叉になってしまう。

 

だから、私はみんなが豊かだと本当にいいと思う。精神的にも労力的にも苦しい生活をしているなら、頭を使って、どこに力が余っているかを考える。何に無駄な力を使ってしまっているのか。

欠けたものを埋めるためだけの所有をやめたりだとか、本当にいるのかいらないのか精査していくこととか。

滞っている流れを促して循環させるように働きかけるとか。富はいくらでも、無からだって作り出せるものだから知恵をしぼり生み出していこう。

moon

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